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help リーダーに追加 RSS 東野圭吾「容疑者Xの献身」(文藝春秋)

<<   作成日時 : 2007/12/15 15:03   >>

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 東野圭吾「容疑者Xの献身」(文藝春秋)を読了。テレビドラマで人気の「ガリレオ」シリーズの一作で、『このミステリーがすごい!2006年版』の国内部門第1位の作品である。ドラマとは違って「じつに興味深い」と言うのは刑事の方だし、謎が解けたからといって突然数式を書き始めたりはしないし、柴咲コウも出てこないのだが、「じつに面白い」。

 推理小説なので、どこがどのように「面白い」のか詳しく書くわけにはいかないのだが、どうしても作者に挑戦してみたいという読者のためにあえて言うとすれば、ある登場人物のこの言葉が謎解きのヒントになるであろう。

 難しくはありません。ただ、思い込みによる盲点をついているだけです。
 たとえば幾何の問題に見せかけて、じつは関数の問題であるとか。


 もちろん、推理小説は作者と読者の知力比べでもあるのだが、この作品で東野圭吾氏は、「書くこと」によってではなく、「書かないこと」でもって読者に「思い込み」の罠を仕掛けているのだ。

 すべての謎が解けてからもう一度読み返してみると、一度目に読んでいるときに感じていた違和感が、すべて作者の布石だったことが分かる。この辺の筆遣いの妙を、改めて感じるのも楽しいかもしれない。すぐれた作品だ。

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[東野圭吾] 容疑者Xの献身
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booklines.net
2007/12/18 09:09
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