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東野圭吾「容疑者Xの献身」(文藝春秋)を読了。テレビドラマで人気の「ガリレオ」シリーズの一作で、『このミステリーがすごい!2006年版』の国内部門第1位の作品である。ドラマとは違って「じつに興味深い」と言うのは刑事の方だし、謎が解けたからといって突然数式を書き始めたりはしないし、柴咲コウも出てこないのだが、「じつに面白い」。 推理小説なので、どこがどのように「面白い」のか詳しく書くわけにはいかないのだが、どうしても作者に挑戦してみたいという読者のためにあえて言うとすれば、ある登場人物のこの言葉が謎解きのヒントになるであろう。 難しくはありません。ただ、思い込みによる盲点をついているだけです。 たとえば幾何の問題に見せかけて、じつは関数の問題であるとか。 もちろん、推理小説は作者と読者の知力比べでもあるのだが、この作品で東野圭吾氏は、「書くこと」によってではなく、「書かないこと」でもって読者に「思い込み」の罠を仕掛けているのだ。 すべての謎が解けてからもう一度読み返してみると、一度目に読んでいるときに感じていた違和感が、すべて作者の布石だったことが分かる。この辺の筆遣いの妙を、改めて感じるのも楽しいかもしれない。すぐれた作品だ。 |
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[東野圭吾] 容疑者Xの献身
毎日買いにいく弁当屋。そこでは石神の隣の部屋に住む靖子が働いていた。数学だけが生きがいの石神にだったが、彼女を見ているだけで心が安らいだ。 そんなある日、靖子の元夫が現れた。かつて幾度となく暴力を振る... ...続きを見る |
booklines.net 2007/12/18 09:09 |
またまた、12月の読書
勝目梓「黒の褥」(徳間書店) 曽根圭介「沈底魚」(講談社) 週刊朝日特別取材班「悪党と政治屋」(朝日新聞社) 東野圭吾「容疑者Xの献身」(文藝春秋) 新潮社編「『週刊新潮』が報じたスキャンダル戦後史」(新潮社) 佐々木譲「制服捜査」(新潮社) 嶽本野ばら「変身」(小学館) 東野圭吾「片想い」(文藝春秋) 高山文彦「エレクトラ−中上健次の生涯」(文藝春秋) ...続きを見る |
本の虫 2008/01/04 08:23 |
「容疑者Xの献身」東野圭吾
先日、東野圭吾の「容疑者Xの献身」を読んだ。(この記事には一部ネタバレがある) 「ガリレオ」シリーズは、以前「探偵ガリレオ」「予知夢」の2冊を読んだ。この件については以下の記事に書いた。「探偵ガリレオ」「予知夢」東野圭吾「容疑者Xの献身」は第1... ...続きを見る |
りゅうちゃんミストラル 2008/01/11 10:20 |
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